近所の中華料理店のマーケティング

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マーケティングのいろはの「い」でもある

フロントエンド商品とバックエンド商品。

お得なセットやお試しサンプルなどのフロントエンド商品で集客し、

集まったお客に本当にお店が売りたいバックエンド商品で利益を出す、

もしくはリピートしてくれる顧客化を目指すマーケティングの手法・考え方ですね。

今回は、日々の自身の生活の中でも、本当にその用意された流れにのって

購買活動をしてしまうのかを実験してみたお話しです。

※文中の画像はあくまでもイメージです

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会社の近くにある中華料理屋さん。

昨年までは1回も行ったことが無かったのですが

いつもお客さんがよく入っているお店だなーと気になっていて

メニューなどをネットで事前に調べて、訪れてみたのが今年の1月初旬頃。


この中華料理屋さんのフロントエンド商品は

毎週金曜日に750円→500円になる五目麺です。

いきなり250円も下げちゃうなんて思い切った戦略ですよね。

事前にネットでそれを知ったので、私の初訪も、もちろん金曜日に。

いわゆる王道の中華料理店のラーメンというお味で、具材もたくさん入っていて大満足でした。

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お店を出た時に、自称マーケティングマニアである私が

このフロントエンド商品の500円の五目麺をきっかけに

今後、何度もそのお店を訪れてしまうリピーターになってしまうのか

自分自身で半年間ぐらい実験してみようかなと、ふと思い立ちました。


そのお店の本来のバックエンド商品は夜の宴会メニューだとは思いますが

今回はランチメニューに限ってのお話しとさせていただきます。

ランチはだいたい、750円~980円ぐらいの価格帯で

毎週10種類のバリエーションで提供をされています。

毎週メニューが変わるので、飽きない仕組みになっています。

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そしてこのお店のマーケティングの第二の矢が、入り口の自動ドアのところに、とても小さな紙に

「火曜日は2番、水曜日は3番、木曜日は4番のランチメニューが100円引きになります」という

素敵なオファーが掲示されています。

自動ドアに貼り付けてあるので、自分がドアの前に立つと貼り紙が動いてしまうので

なかなか気づくことが出来ない、ちょっと意地悪な仕掛けとなっていますw

それを見つけた私は、なにかとても得した気分となり

火曜日~木曜日はその100円引きとなる番号のランチを毎回注文をすることに。


気づけば先月ぐらいからは、無意識に毎週火曜~金曜までそのお店に通ってました。

もちろん、毎週提供される、美味しいランチであるからという面もありますが

私が男ということもあり、毎回、メニューを選ぶ煩わしさから解放してくれる、

そんな面もマッチしたのかもしれません。


そして現在。

常連さんが頼まれているメニューの

「980円」の美味しそうなランチセットが

とても気になっている私。

おそらく近い将来、私もあの980円のセットを頼んでしまうことになるでしょう。

私はまんまとあのお店のマーケティングのレールに乗って全力で走っていました。

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今年の初めに何となく実験してみよう!と思ったことを

本日もあのお店のランチを食べながら、ふと思い出し、この記事を書いた次第です。


自分の会社でもこの事例を参考に出来ないか、

お客様のWebマーケティングに応用は出来ないか、

これを機にまたじっくり考えてみたいと思います。